「マイクロマネジメント」と「出る杭は打つ(打たれる)」の行き着く先


「マイクロマネジメント」と「出る杭は打つ(打たれる)」っていうのは同じなのでは?
というようなことがアタマに浮かんだので考えてみました。


photo credit: crazyluca69 via 



マイクロマネジメント(マネージャー)とは?

まず、マイクロマネジメント(マネージャー)とはどういうものなのでしょうか?



「過干渉」上司をうまく操縦する4つの方法/PRESIDENT Online より抜粋
部下の仕事を必要以上に細かくチェックし、進捗状況をしょっちゅう確認する上司は、誰だって敬遠する。このようないわゆる「マイクロマネジメント」は煩わしいだけでなく、部下の仕事上の成長を妨げることもある。 
今日の組織にはこの手の「マイクロマネジャー」がわんさといるが、これはたいてい部下の仕事ぶりとは何の関係もない。 「そうなるのは部下に何か問題があるからというより、その上司の内なる不安の大きさと状況を管理する必要性によるものだ」


自分の働いている会社にも何人かいますが、特に長年「プレーヤー」としてのキャリアを積んできて、仕事の技術について腕に自信のあるマネージャーに多いのかも、、、と感じます。


上の記事に書いてある通り、部下の仕事ぶりに問題があるとか、部下を信用していないというわけではないのだろうな〜ということも何となくわかります。


その上司の性格やこれまでの仕事の仕方、環境によるものなのでしょうか?
はっきりとはわかりませんが、きっと良かれと思ってやっているのだと思います。

だけどそれは、個人の成長を妨げ、才能を潰す可能性があるということを意識すべきだと私は思います。




「出る杭は打つ(打たれる)」という考え方

これは、言葉の通り。
出ている、もしくは出てきた杭を打って、「すべて同じ高さ」にするということです。
会社や社会の中で考えると、飛び出た考え方を持っていたり、マネージャーの思い通りにならない人間を平均化させようとする、ということです。


会社として、こういった戦略が必要で、どこかの市場に当てはまる場合はあると思います。
だけど、「平均的=平凡」ですよね。
平凡な人間になんてなりたくない、という人が「出る杭」になっているのです。
そんな人を「平均的」にしようとするということは、やはりその人の成長を妨げ、才能を潰す可能性が高いと思います。




「マイクロマネジメント」と「出る杭は打つ」の共通点の先にあるもの

どちらにも共通して言えるのは、「個人の成長を妨げ、才能を潰す可能性がある」ということです。
2つとも行き着くさきは同じだと、私は思います。


ただ、「マイクロマネジメント」は本人は良かれと思ってやっていること。
悪意がない分「出る杭は打つ」よりタチが悪い気がします。この考えを変えるのは非常に難しいでしょうね...


でも上司が気づくように何かしら行動をすべきです。

だって、この変化の時代に個人の能力を活かせない会社は潰れてしまうから。
このまま放っておけば、会社と個人、お互いが不幸になるだけです。




今の自分がやれることを考える

この時代に求められているのはきっと、言われたことを黙ってこなす、平均的な人間ではありません。

変化を求め、自らの考えを主張し、自分の言葉に責任を持って行動する人。
そんな人を見つけて育てることこそ、上司の役目だと気づいてもらいたい。

私が今やれることは、この小さい世界を少しだけ広げること。
自分にやれることを考えて、行動していきたいと思います。







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