「家族のうた」君が君らしく生きていけることが、なにより嬉しい。


ありったけの力を振り絞って、産声を上げたときのことを覚えているかい?
泣き、叫び、「ここにいるんだ」ということをみずから確認しているかのように。




この世界に生まれた瞬間、君はどう感じた?
僕たちは、君と歩むことができるこの世界に生まれたことを感謝したんだ。

君は、この世界を初めて感じた時、ただただ声をあげることしかできなかったんだ。
この世界の中の「君の世界」は、その小さな体の中の、わずかな領域しかなかった。




初めてその2本の足で歩いたときのことを覚えているかい?
まだ小さな体のおぼつかない足で、がむしゃらに、何度も何度も歩いた。
嬉しそうに、何度も、何度も。





君は、君の生まれたこの広い世界をもっともっと知りたいと思っている?


君は、そのおぼつかない2本の足で歩き始めた時、一緒に生きていく大切なパートナーを見つけた。
新しい世界を、もっともっと知ることができるようになったね。





君は、これからもたくさんの仲間との出会いに気づきながら、一緒に歩いていく。
そのたびに、君は世界の果てしない広がりを感じる。
もっと知りたくなる。もっと遠くへ行ってみたくなる。


だから僕たちは、君の成長を見つけたとき、喜びながら、同時に寂しく感じるときがあるのだろう。


もっともっと遠くへ行けばいい。
ずっとワクワクしながら、好きな仲間と、素晴らしい世界を感じながら。





すべてをあるがままに感じ、心のままに生きていくんだ。
君が君らしく生きていけることが、なにより嬉しい。



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