噛み合わせと親知らずと親不孝の迷信と


昨日、左下奥に生えていた最後の親知らずを抜歯しました。



4本すべて生えたクチで、3本は斜めに生えたりとなりの歯を虫歯にしたりと悪さばかりでしたが、最後の4本目は綺麗に生えていて、虫歯もなくなんの問題のない歯だったんだけど、抜きました。

理由は「なんとなく噛み合わせが気になる」から。

最後の1本になってから、どうもアゴが歪んでいるような気がしていました。
「上に歯がないのに下にだけあったらバランス悪いだろ?」と自己判断をし、歯医者さんに相談。
噛み合わせ、どうですか?って聞いたら、確かに少し悪いね〜抜きますか〜って。




噛み合わせと体の関係
噛み合わせは体のバランスにとって非常に重要な影響を与えると昔聞いたことがあり、調べてみました。

スポーツと噛み合わせについて(本田歯科Q&Aより)以下抜粋
スポーツにおける緊張やストレスを感知する脳の支配領域と、無意識の噛み合わせに関与する脳の支配領域が、隣接している事に、原因します。
したがって、ストレス(運動時における集中時)や、緊張を感知すると、無意識に強く食いしばります。食いしばることにより、集中力が高まり、大きな力を出せるようになります。というように、密接の連動しています。

また、重要なのは噛み合わせの位置、つまりアゴの位置で、体の姿勢に大きく影響を与え、それがスポーツのパフォーマンスにも影響を与えるようです。
サッカー日本代表の長友さん(インテル)も噛み合わせを気にしたよう。
長友噛み合わせ治療で「敗戦乗り越えたい」(スポーツ報知)





親知らずと噛み合わせの関係
ネット上には、生え方が悪いと噛み合わせが悪くなるようなことは書いてあったけど、正常に生えてきた場合はさほど問題がないように書いてありましたね...
逆に、残せるならば、他の歯がダメになった場合の移植歯のドナーになるとか、いいこともあるよう。
親知らずを残しとくメリットってあるの?(OKWave)

もう抜いちゃったけどね。

これから自分のカラダのバランスがどうなるか?日常生活でいいことが起こるか?
ちょっと注目していようと思います。
変化を感じたら報告することとします。






迷信から考える親への感謝
親知らずが生えるのは親不孝者の証拠だ」という話を聞いたことがあります。
親知らずの語源は、(以下Wikipedia抜粋)
赤ん坊の歯の生え始めと違い、多くの場合親元を離れてから生え始めるため、親が歯の生え始めを知ることはない。そのため親知らずという名が付いた。また、乳歯が永久歯の「親」と考えると、親知らずには、対応する乳歯が存在しないので、「対応する乳歯が無い=親知らず」として命名された、という説もある。
とあり、他のところを調べても語源が親不孝からくるという説は見当たりません。


ただ、この迷信は
「親元を離れて生活している人たちが、親のことを思い出し、親への感謝を考え直す」ための素晴らしい仕掛け
だと考えます。


両親への感謝の気持ちは考えれば考えるほど大きくなります。
そもそも今、こうしてここに存在していられるのは両親のおかげ。
ずっと一緒にいたいと思える人に出会えたこと、3人の子どもに恵まれて一緒に成長していること、綺麗な空気を吸って、素晴らしい景色をみて、勉強し、良い仲間に恵まれ、自分のやりたいことや人生について深く考える...

すべては命を授かり、自立するまで育ててもらったおかげ。

最後の1本を抜歯してやっと、そんなことを考えることができました。
親知らずとその迷信に感謝です。
親に感謝してもらうために、自分の子どもにもいつかそんなインプットを与えてみようと思います。(笑)




お父さん、お母さんへ。
今、たくさんのことを感じて日々生きています。コレはすごく幸せなこと。
頂いた命を、大切な人と次の命へとつなぎながら、自らの人生を後悔のないものにするために、よく思考し、生きていきたいと思います。

生んでくれて本当にありがとう。


さあ、生きていこう!

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