子育てライフハック!子どもの「揺れ」につきあう方法      はじめの一歩を踏み出した瞬間から好奇心の旅は始まっている。


前回の投稿(子育てライフハック!!サイレントベビーにしないために気をつけるべきこと)で書きましたが、子どもは学習能力が高く「がんばってもムダだ.....」と思えばムダなことにエネルギーを使わないようになるようです。



ムダなことにエネルギーを使わないようになる。
これって人間に備わっている本能みたいなものなんでしょうか?
とにかく、子どもの脳みその高度な学習能力を間違った方向に向けないことを、親としては一番注意しなければならないのかな、と思います。


それにまつわるエピソードを才能を引き出すエレメントの法則(またまた登場)で発見したので紹介します。


photo credit: Cia de Foto via photopin cc



子どもの脳の学習能力にまつわるエピソード

知らないということは恐ろしい結果を招く可能性もあるんだ、ということを考えさせられるエピソードです.....

以下、ちょっと長いけど本よりそのまま引用させていただきます。


神経科学者のスーザン・グリーンフィールドは、子どもの脳の驚異的な柔軟性について、警告をこめてこんな例をあげている。イタリアで起きた、片目の視力を失った6歳の男の子の話だ。その子の目が見えない原因は謎で、眼科医が診る限り、目には全く異常が認められなかったのだ。後になって、男の子が赤ん坊のとき、感染症で受けた目の治療が原因だとわかった。男の子は治療のため眼帯を2週間つけていた。大人なら、それはたいした問題ではない。しかし、生後間もない赤ん坊の場合、目と脳をつなぐ神経経路が重要な発達過程にある。その段階で片方の目に眼帯をつけたため、その目は大切な発達の時期に使われることがなかった。 
こうして、その子は片目の視力を永久に失ってしまったのだ。グリーンフィールドは「赤ん坊に眼帯をしたために、脳がその目は一生使う必要がなくなったと誤解した結果」だと結論している。




子育ての難しさ

子どもの脳がまさに重要な発達時期にいるときに、知らず知らずのうちにそれを制限したりすると、その「本能のようなもの」により、エネルギーをなるべく使わない方向へ向かっていく.....



こういうエピソードを知ると、本当に子育ては難しいなと思います。
きっと赤ちゃんだけではないですよね。
子どもが多感な時期、つまり好奇心が旺盛になる頃って脳みそが「たくさんのものを見たい!感じたい!」と思っている時期なんだと思います。


でも、「あぶない」と思って禁止してしまうこともあるし、忙しいときには興味を遠ざけようとしてしまう場合だってあります。

親は「しつけ」として、善かれと思ってやっている場合だっていくらでもあると思います。






「はじめの一歩」を踏み出したときの感動を思い出そう!

子育てハッピーアドバイス3には、こんなことが書いてありました。


「子どもの揺れにつきあう」「子どものあとをついていく」
子どもが、依存したり、自立したり、そういう揺れを認めたうえでつきあう。つまり、「指示・命令・干渉をしない」ということです。まず子どもの足で歩かせる、そして大人は同じ速さでついていく。子どもが立ち止まったら大人も立ち止まる。そして歩き出すまで待つ、歩き出したらまた同じ速さでついていく。 
赤ちゃんのとき、はいはいから1人で立つようになったときには、最初の一歩を期待してじっと待っていたと思います。最初の一歩が出たときに、子どもも大人も喜んだ、あの感覚を思い出して欲しいのです。





親はいままでの経験から、自分の中にある「常識」に当てはめて子どもを導こうとする傾向があるように思います。実際私にも身に覚えがある.....

効率とか、ムダ、ムダじゃないとか、それはこうだろ!とか.....本当につまらないものを子どもに押しつけてることもあるな〜.....


もちろん、本当に危険なこと、道徳的にやってはいけないことは「絶対ダメ!」と干渉して本気で教えなきゃいけないです。
すべてを認めることは教育ではないと思います。



子どもの揺れにつきあうこと。分かっていても難しいことです。

でも、好奇心を認め、どう育てるかで、子どものこれからの成長に影響してくることは間違いありません。


赤ちゃんの頃、「はじめの一歩」を踏み出した瞬間から、子どもの好奇心の旅は始まっているのです。


あのときの感動を思い出しましょう!
好奇心を認め、育てられる親になろうと思います。




子育てについて、この2冊はとても勉強になると思います。


Leave a Reply