この世は、運命的で奇跡的な「完全なバランス」によって成り立っている。
今日見たアメリカのホームドラマでこんな話を観ました。
主人公(以下妹と呼ぶ)のお兄ちゃんがどうしょうもなくダメでヘンな人で、いつも失敗ばかりする。
今回は、電気を通すと磁石になるクリスマスツリーを作って、それが夜発火して、せっかく買ったクリスマスプレゼントが全部燃えてしまった。
妹は怒って、そのとき現れた天使(見た目はちっさいハゲたおっさん。笑)に、「お兄ちゃんをまともにして!」とお願いした。
天使はその願いを叶え、「お兄ちゃんがまともな世界」を作った。
変わったのはお兄ちゃんだけではなく、すべてが変わっていた。
大好きな家も、大好きな学校も、大好きな親友たちも。
すべてが妹のまったく望んでいない形へと変わってしまったのだ。
(個人的な解釈として)
目の前の現実は、奇跡的な、運命的な、「完全なバランス」によって成り立っている
というお話でした。
そう、自分のことも思えばそうだ。
今、私には家族がいる。奥さんがいて、子どもが3人いる。
もし奥さんに出会って結婚しなければ.....
もしあのときあそこでバイトをしなければ.....
もし長野県の大学を選ばなければ.....
もしあの中学・高校であいつらに会わなければ、小学校であいつらに会わなければ.....
もしサッカーをやっていなければ、友達をもっと大切にしていたら、親をもっと大切にしていたら、東京に住んでいたら、最初の会社を辞めなければ.....
人生にはたくさんの分岐点があって、私たちはそのひとつひとつの道を選択し、ここまで歩いてきたのだ。
どこかひとつでも違う道を選んでいたなら、今の自分は「この自分」ではない。
今の自分に出会っているのはそういう運命とも、奇跡とも言えるような、「完全なバランス」によるものであるということです。
運命的な奇跡的なバランスをかみしめて、また今日から自分の歩く道を選ぼう。
自分の選択した道に間違いなどない。
それが自ら真剣に選んだものであれば。
そう思います。