この世は、運命的で奇跡的な「完全なバランス」によって成り立っている。


今日見たアメリカのホームドラマでこんな話を観ました。


主人公(以下妹と呼ぶ)のお兄ちゃんがどうしょうもなくダメでヘンな人で、いつも失敗ばかりする。
今回は、電気を通すと磁石になるクリスマスツリーを作って、それが夜発火して、せっかく買ったクリスマスプレゼントが全部燃えてしまった。


妹は怒って、そのとき現れた天使(見た目はちっさいハゲたおっさん。笑)に、「お兄ちゃんをまともにして!」とお願いした。
天使はその願いを叶え、「お兄ちゃんがまともな世界」を作った。


photo credit: AlicePopkorn via photopin cc



変わったのはお兄ちゃんだけではなく、すべてが変わっていた。
大好きな家も、大好きな学校も、大好きな親友たちも。
すべてが妹のまったく望んでいない形へと変わってしまったのだ。



(個人的な解釈として)
目の前の現実は、奇跡的な、運命的な、「完全なバランス」によって成り立っている
というお話でした。




そう、自分のことも思えばそうだ。


今、私には家族がいる。奥さんがいて、子どもが3人いる。

もし奥さんに出会って結婚しなければ.....
もしあのときあそこでバイトをしなければ.....
もし長野県の大学を選ばなければ.....
もしあの中学・高校であいつらに会わなければ、小学校であいつらに会わなければ.....
もしサッカーをやっていなければ、友達をもっと大切にしていたら、親をもっと大切にしていたら、東京に住んでいたら、最初の会社を辞めなければ.....


人生にはたくさんの分岐点があって、私たちはそのひとつひとつの道を選択し、ここまで歩いてきたのだ。


どこかひとつでも違う道を選んでいたなら、今の自分は「この自分」ではない。


今の自分に出会っているのはそういう運命とも、奇跡とも言えるような、「完全なバランス」によるものであるということです。


photo credit: James Jordan via photopin cc



運命的な奇跡的なバランスをかみしめて、また今日から自分の歩く道を選ぼう。


自分の選択した道に間違いなどない。
それが自ら真剣に選んだものであれば。


そう思います。


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