人は誰しも「優しさ」を持っている。


「優しい人」とは、どんな人なのでしょうか?
ふと疑問になったので考えてみます。




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今まで思っていた「優しい人」

「優しい人」とは、
怒らない人?
誰かに嫌なことされても許せる人?
人の気持ちを考えられる人?
困っている人を助けられる人?
自分の言うことを聞いてくれる人?


私は今まで自分が無理をしてでも、自分を犠牲にしてでも、そういうことをしてくれる人なのかな?って思ってました。


でも「自分を犠牲にする」行為は、言葉通り「犠牲」にしているわけです。
何かしらそうしてしまう、そうせざるを得ない理由がその個人にあるのだと思います。


例えば、波風を立てたくないから空気を読んで言いなりになるとか、その人を傷つけたくないから思ってもいないことを言って励ますとか.....

これはきっと、相手からは「優しい人」に見えるかもしれませんが、実際はちょっと違うんじゃないかなと思います。


優しいのではなく、気が弱かったり、誰にでもいい顔をしたい、ということなのかもしれません。




今思う、「優しい人」

私はこう思います。
「優しい人」
「自分以外の誰かのことを自分の人生に重ねて考えられる人」


人は皆自分を生かすために生きています。自分の人生を一生懸命生きています。
一生懸命になるのは自分のことだからです。
これは当然のことだし、自分のために一生懸命生きることは素晴らしいことです。


でも、時々なぜだか急に人のために何かを考えるときがあります。
そしてそれが行動に発展することさえあります。

その時って、その人の状況や気持ちを自分に置き換えて考えているのだと思います。
基本的には自分のために一生懸命生きている人が、人のことを考えられるのは、まさに「自分のことのように感じる」ことがモチベーションです。


誰かの人生が自分のものと(偶然だろうが、必然だろうが)重なった時、その誰かの人生を少しでも自分のものとして考えることができる。

そのとき、「優しさ」が生まれるのだと思います。




「優しさ」が人に思いを伝える

子どもを授かってから、子どもの人生を自分の人生と重ね合わせることがよくあります。私や私の奥さんは、子どもの人生について自分のことのように真剣に考えます。


これは「優しさ」だと、私は思います。
優しさを押しつけすぎて、時に怒ったり、乱暴な言葉をぶつけることもあります。

でもそれは「伝え方」の問題。穏やかでも、乱暴でも、自分の思いが伝わることが大切であり、その伝え方については試行錯誤の毎日です。
穏やかすぎても、乱暴すぎても、伝わらない。本当に難しいです。


別に子どもに「優しい人」だって思われたいわけではないですが.....笑
ただ、「優しさ」が人に思いを伝えるのだと私は思っています。




誰しも「優しさ」を持っている

みんな、少なからず誰かのことを思ったり考えたことってあると思います。
それが良い想像だろうが、悪い想像だろうが。
つまり誰でも「優しい人」になる素質を持っているんです。



もし、あなたが誰かに自分の思いを伝えたかったり、自分のことを分かってもらいたいと思ったときは、「優しさ」を持って接してみるといいと思います。
そうすれば、時間はかかるかもしれないけど必ず思いは伝わります。
自分の人生を真剣に考えてくれる人の言葉には、人は耳を傾けるものです。


私はこんな事言ってるくせに、自分はまだまだ全然できていませんが.....
まずは家族に対して「優しい人」になれるよう、意識したいと思います。

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