子供は誰でも必ず輝く才能を持っている。それを見つけるのは親の役目。


TED2006のケン・ロビンソンさんという教育学者のプレゼン、「学校教育は創造性を殺してしまっている(Ken Robinson says schools kill creativity)」を観た。
非常に感銘を受けたので書いておきたい。



ツイログ使ってみました↓
おおのあきよし(@HagemaruA)twilog#子育て

ケン・ロビンソンさんはプレゼンテーションをジョークをまじえて聞き手を引きつけながら自分の伝えたいことを伝える素晴らしいプレゼンをしていた。動画でも十分引きつけられる魅力があった。

彼のプレゼンで一番印象的だったコトバは、最初の方に話していた「子供は皆、才能を持っていて、才能が開花しない子は大人に潰されている」ということ。
コレはきっと、まさに彼が一番伝えたいことなのではないかと思う。

彼のプレゼンをオレのコトバでまとめると、こうだ。↓
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これまでの世の中は、人と違う「個性」を持った子供には居心地が悪いものだった。平凡で「皆と同じ」を好み、言われたことをウマくこなせる人間を作る、そんな教育を続けてきた。
失敗や批判を恐れ、皆と違うことをすることを恐れるように育てられる。そして生まれ持っていた、躊躇せず失敗を恐れない「大胆さ」を大人になるまでにはほとんど失う。
失敗を恐れていたらなにも生み出せないのに・・・

時代の流れもあった。
「教育とは学力をつけること」という考えで、それは産業化の産物である。学校では実用的な科目が重要視され、仕事につながらないものはやんわりと否定された。

学力=知性という世間的な見方は公教育が大学受験のためだけのものになっているからで、そのせいで創造性に富んだ多くの人が、自分は落ちこぼれだと感じてしまう。

そうつまり、学校教育が、創造性を殺した。のだ。

最後の方にジリアン・リンさんという人を例にして話をしている。
彼女は落ち着きがなく、学習障害だと思われ母親に連れられて専門家のところへ。
専門家はすぐに彼女が病気ではなく、「ダンサーだ」ということに気づいた。
今では彼女は「キャッツ」「オペラ座の怪人」の振付けをするなど、活躍をしている。
もしあの時「病気」ということで片付けられていたら・・・彼女の創造性と「未来」は潰されていた。
この話をきっかけに、ケン・ロビンソンさんはある1冊の本を書こうと思ったそうだ。

 
多分、これ。
今度読みたいと思う。

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オレはこのプレゼンを観て、創造性を殺しているのは学校教育だけではないことに気づいた。
我々親も型にはまった考え方や偏見を「常識」として子供に押し付け、教えている育てているような気になっている。
「親」がそんなんじゃ、子供が本来持っている未来に輝く才能を引き出してやることなどできるわけねーぜ。

1人1人に「個性」がある。「個性」は悪ではなく、宝物だ。
自分らしく生きることを自分自身が認められるように。そして「個性」を自分の宝物だと思えるように。
まず、かけがえのないその「個性」を見つけ、認めることから。
それが我々親の1番大事な役目だ。
強い決意を心に刻むことができる素晴らしいプレゼンだった。

最後にケン・ロビンソンさんのコトバ。
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創造力を活かさなければ明るい未来を築くことはできない。大事なのは個々の才能を尊重し子供たちに期待すること。 地球の未来を担う子供たちに偏りのない教育を。 彼らをサポートするのが我々の役目だ。
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全ての親を含めた教育者が、子供達の「個性」を発見し、認めてあげられるように。
そして何より自分の子供達の「個性」という宝物を見つけられるように。
願いを込めて。
ここからスタートだ。


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