「組織」×「個」の可能性を考える〜その4〜 #トライブ は組織と個を変える!


トライブ〜新しい"組織"の未来形〜
セス・ゴーディン著 勝間和代訳
を読んだ。気になったことを書き留めておこうかな。



○「トライブ」とは
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「トライブ」とは何らかの共通の興味を持ち、互いにコミュニケーションの手段が「ある」ことでつながっている集団を指す。
互いにつながり、リーダーとつながり、アイデアとつながった人々のグループのことであり、グループが「トライブ」に変わるには「共有する興味」と「コミュニケーションの手段」があればいい。
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組織の形はこれまでヒエラルキー(階層)があって、そこを守らないとリーダーシップが発揮できなかったけど、今はネットやSNSのようなコミュニケーション手段のおかげで、色んなところでリーダーシップを発揮できる世の中になっている、と言う。

そして、みんな変化が欲しい。
みんな「つながり」と「成長」と「新しいもの」を求めている。

「トライブ」にはリーダーが必要で、みんな「トライブ」を求めている。
世の中にはリーダーが全く足りていない。だから、あなたと、あなたのビジョンと情熱があれば、リーダーになることができるし「トライブ」を率いることができる。
ということだ!

なんかやれる気がしてくるな。

○「リーダーシップ」と「マネジメント」について
本の中では再三、「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いについて書かれている。
オレなりに解釈すると、
「これまでの世界」つまり大量生産・大量消費により世界経済が成り立っていて、効率が何より重視された世界では、「マニュアル化された企業や組織の中で人々が報酬を受け取り、言われたことをただそのままやる"工場"」が重宝された。
変化は必要なく、変化を抑え品質を「安定」させることがマネージャーの仕事。

本書にはこう書いてある。
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マネジメントは現状にしがみつき、平均的な人に平均的な商品を届けるために役に立つ。安定した世界ではこれほど正しい戦略はない。
今の時代をマネジメントで乗り切ることはできない。不安定な時代の成長は企業や組織に積極的に関与し、変化を起こすリーダーから生まれる。低コストで多くを生産しようとする、従業員を急き立てるようなマネージャーからは生まれないのだ。
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今はまさに変化の時代。言われた通りの仕事をする従業員と、物事を変えることができないマネージャーは価値を失いつつある。

今、必要なのは、変化を起こそうとする「異端者」と「リーダー」だ、と言っている。

「リーダー」はマネージャーとは異なる思考モデルを持つ。
第1に「変化はあらゆる場所で起き、成功をもたらすカギである」
第2に「日々変化を起こそうとし、新しいものを作り出そうと夢中で働く従業員は、充実
    した毎日を送り、価値あるものを生み出す」
と考える。
企業や組織のマネージャーや上層部には変化をもたらす人間はたくさん必要であり、締め出されるべきではない。

命令し従順に動く「兵隊」ではなく、変化を求める「異端者」「逸脱者」を探しだす。
まず「多様性」を受け入れること。
現状に安住し、抜け出すことができない組織に今一番必要なことだと思う。

○「トライブ」を率いるコツ
①その組織のなかで変化を起こせる異端者を見つける
②彼らをリーダーとして、彼らのやり方を広める場所や機会を与える
③彼らがフォロワーを見つける手伝いをする
そうすれば事態は改善する。必ず良い方向に変化する。と著者は言っている。


「トライブ」は「リーダー」にも「フォロワー」にも「異端者」にも必要なんだ。
自ら選択し、興味を持てるものに"情熱"を燃やす。
やり方1つで、その輪が大きく広がっていく。
共感し、共に前へ進んでいく。
こんなに素晴らしい世界はない。想像するだけでワクワクしてくる。
あとは、オレが「選択」するだけだ。
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自分の信じることをする。未来図を描く。そしてその未来を目指す。その時、後ろに人がついてくる。
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