「組織」×「個」の可能性を考える〜その3〜


会社は「一番大事なのは人だよ」ってな顔して、本当に大事にしているのは会社という「船」を存続させることなのである。
そして、そのためなら大胆に、節操なく方針やルールを変えられる。つまり従業員が「裏切られた」と思っちゃうようなことも平気にやっちゃうんだと思う。大事なことのためにはなり振り構わない。

でもそれは誰でも一緒だろうな。例えば家族や大事な人が危機のときに、方針とかルールを気にして「いやーでもそれやったらルール違反だから助けられないよ!」なんてありえないでしょ。
同じだな。会社も、人も。

いろいろ考えると、会社がそうやって存続のために何か大きな決断をするってことは、もう仕方がないことなんだ。いくら経営者の悪いと思うことを並べても無意味で、そんな人達が経営する会社を自ら選択して今、そこで働いている。

会社で働く上では、その「自覚」が絶対に必要だと思う。


その自覚をした上で。
「個」は、「船」にしがみついて生きるのではなく、自らの2本の足で自立することを目指す。船が沈んでもどこでも生きていけるように。自ら船の状態を判断し、いつでも見切りをつけて船を降りれるように。

会社に従順のふりなんて、もうする必要はない。だって会社だっていつでも一番大事なもののためになり振り構わないんだし。お互い様。

そして「個」が自立するってことは、かりそめの自分から抜け出して、思ったことや言いたいことを素直に表現できるってことだ。そうすれば、、、


イケダハヤトさん(@IHayato)のツイートで読んだ記事。
こういうことが起こると思う。

「仮にもし、「今の勤め先がダメになっても、別のところから収入が得られる」と社員が考えられたならば、どうでしょう。」コミュニティデザイナー、山崎さんのインタビュー。 社員一人ひとりがアイデアを持つイノベーティブな職場とは?[山崎亮] 

以下記事から抜粋↓
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「勤め先を辞めれば、今の生活がダメになってしまう」──社員がそう考えている限り、会社にイノベーションを起こすような発想は出てこないでしょう。
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仮にもし、「今の勤め先がダメになっても、別のところから収入が得られる」と社員が考えられたならば、どうでしょう。全く違うことが起きます。思い切ったこと、少し適当なこと、ラフなことも口にできるし、自由なアイデアが出てくる。社長の発言に対しても、「今からの時代、それでは売れませんよ」と面と向かって反論できる。「なんだ、お前は意見が違うから辞めろ」と言われたり、もしくは左遷されて希望しない部署に行かされたら、「じゃあ、辞めます」と言える。ビジネスに変化をもたらすようなクリティカルな働き方は、「この会社を辞めてもなんとかなる」という生き方から生まれてくると思うのです。
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つまり、そういうことだと思う。(完璧に記事任せ。笑)


ここまで考えて導きだされる「組織」×「個」の可能性を最大限に引き出すためのステップは以下だ。

①「個」は会社に頼らず自立する方法をまず考え始める
②「組織」は「個」が自立できる能力を身につけられるよう支援する。
③「組織」は「個」が自由に意見しそれを形に変えていける受け皿を作る。
④もしくは「個」が「トライブ」を作り、ムーブメントを巻き起こす。

→「個」が強く、それとともに強い「組織」が作られる。

④は最近読んでいる以下の本(まだ読了していない...)に書いてあったこと。
読み終わったら詳しく書こうと思ふ。

トライブ 新しい“組織”の未来形



「会社に依存している」という無意識の意識が強いからこそ、面倒なことは言わないし、言われた通りにしか仕事をやらない。でもそれでは、スキル上がらない/成長できない→意見を言わない/黙ってやり過ごす→組織は新しい発想ができない/時代に取り残されてしまいにゃ潰れてしまう、みたいなスパイラルにこのままでは陥ってしまう。

「個」は自分らしく、「組織」はそれを認めて新しい関係を。
コレができればお互いハッピーな道を歩んでいけるのではないか。

このブログでの思考を、会社に提案してみようと思っている。


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