きさげって何よ?から始まるチャレンジ 〜その1〜


きさげ加工(Wikipediaより)
きさげ加工(きさげかこう)とは、金属加工の一種であり、工作機械のベッドのような滑り移動を行う金属平面の摩擦抵抗を減らす目的で製造時の仕上げ工程で施される、微小な窪みを付ける加工である。


オレの会社は工作機械を作っている。
工作機械にまったく馴染みのない人は「きさげ」なんて「はにゃ?」って感じだろう。
オレも直接製造に関わる部署ではないのでなんだかよくわからなかったが、なんでもこの技術は会社の財産のようで、継承していくべき技術であるそうなのだ。
工作機械メーカーに勤めたことがあるという経歴がつく以上、これは知っていた方がいいだろう!ということで俄然興味が湧いてきた。

早速昨日から「きさげ」をやっている友人に教わって、実際に体験してある程度まで腕を磨くことにしてみたぜ。

まず、「きさげ」ってなによ?から入りたい。
冒頭にも記述した通り、金属の平面と平面が合わさっている部分で、片方が土台、片方が土台の上を滑って動くような機構で、ただの平面では摩擦が大きくて動かないけど、そこに微小なくぼみを作ってやってそこに潤滑油を入れることで摩擦を減らして滑らかに動くようにしてやる。
その「微小なくぼみ」を作る技術が「きさげ」と呼ばれるようだ。

「きさげ」の技術は主に、
○摩擦を減らして平面と平面が滑らかに動くように
○でこぼこな面をフラットな平面にするために
の2つのケースで使われる。

この技術には、工作機械作りの原点が隠れている気がする。
これは勉強しない手はないな。

ということで。
さあ、始めます。





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