ジョン・キムさん著「媚びない人生」を読んで、自分らしさを取り戻すのだ。


最近読んだジョン・キムさんの「媚びない人生」。





読んでいてこんなにもスッと胸に染み入る本は初めてだった。
自分の考え方が整理され、これからの自分の生き方みたいなものが何となく見えた気がする。
これを読んでくれる皆さんに是非紹介したいし、大事なことを整理する意味でもブログに書こうと思った。


オレ的視点で全てを網羅できるものではないので、興味をもたれた方は是非読んで欲しい。
きっとあなたの人生の役に立つと思う。





ジョン・キムさんが本書で書いていることは「自分らしく生きる」ことと「自ら選択する」という2つに集約されると思う。



「自分らしく生きる」ということ

以下本文より引用

まだ学校に通っていない幼児は、社会性を意識することなく言動に向かう。自分ならではの感覚で、感じた通りに全てを表現して生きていく。ところが、ある段階から親を意識したり、社会性を身につけるための教育を受ける中で、自分のポジショニングを考えるようになる。周りに評価されたり形容されたりする中で、社会的に生きやすい自分を作り上げていくのだ。私はそれを、ペルソナと呼んでいる。


構築された「ペルソナ」によってウソの自分を演じさせられ続けると、それが本来の自分なのだ!と勘違いしたり、どれが本当の自分なのか分からなくなってしまう、とジョン・キムさんは書いている。
また、「本来の自分というのは、まだ社会性を持っていない幼児の自分である」とも書いてあった。

オレはこの「ペルソナ」こそ、「大人になる」「成長する」ということだと長い間思っていた。
人に合わせられること、目の前の仕事に文句も言わず取り組めること、自分を押さえ込んで他人のために生きることこそ、「大人になる」「成長する」ということだと。
違和感はあった。言い聞かせている感じもあった。なぜそうしたか分からないが...

「ペルソナ」とは、他人の目を気にして、他人から評価されるためのかりそめの自分であると思う。だから「ペルソナ」で生きるということは、他人の目を気にする人にとっては楽なのだ。逆に、「自分らしく生きる」ことはそうやって他人の目を気にして生きてきた人間にとっては、不安で苦しいものだと思う。オレなんかは、「キャラじゃない」ことするとみんなひいちゃうなんて今でも思う。「キャラじゃない」ことをするのは不安だ。嫌われるんじゃないかとかね。

だけど、限られた自分の人生のなかで何が大事なんだろう?と思うと、他人の目を気にして生きていくことではなく、「自分らしく」生きていくことだ。絶対にそうだ。

ジョン・キムさんは書く。
「必要なのは、失われた自分を取り戻す意識。ペルソナを作り上げられたことにまず気づき、自分を解放する。周りを意識した自分を解き放ち、「本当の自分」と向き合っていく。これからの人生をどう生きるのか、もう一度ゼロベースで考え自分で導きだした結論に基づいて生きていくことを覚悟することだ。」



「自ら選択する」ということ

以下本文より引用

自分が目指す目標や方向性が変わること自体は全く問題ない。むしろ変わるのが自然。人間は成長し続ける動物だからそうあるべきだ。 瞬間瞬間の自分の思考や感覚に対する絶対的信頼を持つ。人生の一貫性は他者の評価によって決まるものではない。 
人生は一直線ではなく、選択の度に進むルートが変わる。選択をすればするほど自分だけのルートになっていく。結果、自分だけの終着駅に辿り着く。だからどんな選択をしてもよいのだ。それが自分の選択である限りは。 
その選択が生み出す結果に対して責任を負う決意に基づくのであれば、その選択はその時点で常に正しい。


ジョン・キムさんは本書で「自ら選択する」ことの大切さを強く説いている。
そしてそれは「自分らしく生きる」ための魔法のコトバであると思う。

人は何に対しても「正解」を追い求める。でも他人の言う「正解」なんてものはある意味まやかしだ。自分の人生における「正解」は「自ら選択する」という意識の中にこそある。


「自ら選択する」ということは、結果に対して責任を負う決意に基づくもの。
自ら選択したのに誰かのせいになんてならないよね?自ら選択した道であれば全てが自分の責任であると思えておかしくないくらいの真剣さが伴うものだ、ということである。


そして、そうやって自ら選択した道であれば、どんな結果が出るにしてもその時点では常に正しいということ。
「自分が正しいと思うこと、心から信じていることを考え、行動した結果は明日の成長した成熟した自分を創る。」のだ。



「自分らしく生きる」ことと「自ら選択する」こと。
この2つを意識しながら、限りある大切な人生をどう生きていくか考えていこうと思った。

素晴らしい本に出会った。ジョン・キムさんに感謝します。
ありがとう。

お盆休みに実家に帰ったときに撮った写真。
自分らしく、まっすぐに、という思いを込めて。






Categories: ,

Leave a Reply