おたまから学ぶこと
長男がでっかいおたま(おたまじゃくしのことをうちの子供達は「おたま」と呼ぶ)を捕まえてきた。
こいつだ。
捕まえた時は足が生えていただけだったが、1週間で手が生えてきた。早い。
アマガエル?(普通のよく見るカエル)より明らかにジャイアントなおたま。
なんのカエルになるんだろう??と見るたび「トノサマガエルだ!」「いやウシガエルでしょ!」って家族の中で予想しあっている。
次男がこういうの、好きみたい。どじょうやらおたまやらをつかんで喜んでいる...
長男も触るのはあんまりみたいだけど、「捕まえる」ということに興味があるらしく、「オレが捕まえたんだぜ!」とかいってエバって満足そう。
嫁さんもなんか好きなほうみたいで、散歩で川を通ったり、川遊びに行っては「なにか生き物はいないかな...」的な目で川を見る。ウケる。笑!
都会育ちの?オレはというと、あまりおたまじゃくしとか、カエルとか、虫とか、まったく好きではない。というか嫌いな部類だ。あまり飼って欲しいとは思わないな。魚釣りは好きだけどね。
とは言え、(オレは金魚くらいしか経験がないが、、、)生き物とのふれ合いは子供の成長には必要ではないか?と思い、ネットで調べてみる。
なるほどと思ったのは以下の記事。
「子どもとペットとの大切な関係」
-動物・自然が及ぼす子どもの「心の発達」への影響-http://www.cairc.org/j/newsletter/2002/0206.html
以下はその中から抜粋したもの。
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家族の中に動物がいることはさまざまな体験があり、そこに学びが生まれてきます。そのとき、両親は「子どもにとって動物はどんな存在か?」、「子どもたちが動物とどんな関わり方をしているか?」ということを理解することが大切と思われます。それが子どもの心的状態を表す指標になるからです。
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子どもは世話を行うなかで、動物の様子から何が好きか理解したり、してあげられることは何かを学んだり…数多くの学びを得ることができます。対象を知ると愛情を感じ、愛情を感じると、その対象をもっと知りたくなります。そこに科学の目も生まれてきます。子どもたちがそう行動するとき、周囲の大人がそれに価値を見出してあげることが大切だと思われます。
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子供達がどんな気持ちで生き物と接しているかを知ることで、心がどんな状態なのか?どんな風に成長しているか?を知ることができるということである。
生き物とどんな関わり方をしているか、親は理解する必要があるのだ。
また、何を捕まえたか?生き物がどんな成長をしていくのか?ここからたくさんの「学び」が広がっていくのだ。確かに子供達はカエルが何を食べて、どう成長するのか、学んでいる。その前提にある、「生き物は成長する」ということを自然に学んでいる。
きっと全ての経験に学びがあるのだと思う。大人の偏見や子育て理想論のようなものに捕われるのではなく、子供の好奇心に耳を傾け、理解し、一緒になって考えて、背中を押してあげることが「子育て」なのだ。
大人は知らないうちに偏見のカタマリになっている。子供達の言うことにまずうなずいて、肯定することから始めようと思う。
ちなみに次男がカメが大好きで4歳の誕生日プレゼントでカメを飼いはじめた...
名前はカメ太くん
水槽の掃除とか、結局お世話はオレの役目になるわけだ。
だけど少しでも「学び」に繋がるなら、もう少しがんばってみます...><
ではでは〜。