グラハム・ヒル 「モノは少なく 幸せは多く」で本当に価値あるものについて考える。Graham Hill「Less stuff, more happiness」


またまたTEDカンファレンスから。
短いプレゼンテーションでしたが、とても面白く、心に残ったのでご紹介。


グラハム・ヒル「モノは少なく 幸せは多く」

TED.com版はこちら





人間は物欲の塊である

私たちは大量生産・大量消費の時代を過ごし、社会に洗脳されたのか?自ら望んだのか?分かりませんが、モノを消費することで充足感や満足感を得ることが頭と体にしみついています。


考えてみると私も、欲しいものを買ったり集めたりすることが嬉しかったり、気持ちを満たしたりします。これは今の時代を生きている人達のほとんどがそうではないでしょうか?


50年前と比べてスペースは3倍になったのに、家の中は片付かない。私たちは物欲の塊で、スペースがいくらあっても足りない。スペースが増えれば増えるほど、モノも増えていくのだ。




物欲の塊が迷いこむ迷路

lots of credit card deft  
多額のカード負債
   

huge environmental footprint 
環境への負担
   

happiness levels flat-lined 
横ばいの幸福感


人々は物欲を満たすために借金をし、モノを大量消費(つまり大量生産)することで環境を破壊し、結果何を得たのか?と問われると、多分、何も残っていない。


実感するのは50年前から続いている「横ばいの幸福感」であると、グラハム・ヒルは言っています。




経験や体験が本当に価値のあるものだということ


貧しくても充実していた大学寮生活.....
スーツケース1つで訪れた旅先のホテル
.....
星空のもとでキャンプ 
.....
そんなとき、気持ちと時間に余裕ができたのでは?


物欲の塊が迷路から抜け出すための方法。それは、


LESS STUFF, LESS SPACE
「モノとスペースを減らすこと」

であり、


edit ruthlessly
容赦なく整理する 
small is sexy
コンパクトってかっこいい 
multifunctional spaces and housewares
多機能な家具や設備


をキーワードにモノとスペースを減らして行こう!と、提唱しています。


そして最後に、


less might equal more
質素な方が豊かかもしれない





彼はきっと、モノに囲まれてつかの間の幸福感を得るのではなく、シンプルに質素に生きる中で得る経験や体験にこそ本当の価値があるのではないか?と言いたかったのだと私は思います。


世界や世界の人々は、確実に「表面的な欲」を満たすことではなく、「本当に価値あるもの」を探す旅を始めています。




photo credit: thewoodenshoes via photopin cc


世界は大きな変化を始めている。
このことを改めて認識させられたプレゼンでした。
(1年前のだけど。笑)


あと、適度な「間」があり、良く考えさせられたプレゼンでもありました。プレゼンの勉強にもなりました!
(「間」についての投稿。面白い本だったのでオススメです。
ビートたけし著「間抜けの構造」を読んで、間抜け脱却!)



これは生き方を考える1つのアイデアですね。
家の中に溢れたモノ・モノ・モノ・・・をどうするか、考えなければ、、、



環境のため、シンプルな生活をするため、彼が立ち上げたサイトをご紹介。






どちらのサイトも超オシャレ。
こんなサイト作れるようになりたいな。

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