信じるべきは自分のアンテナだけだ。


最近、心のスイッチをやたら入れたがっているのかその類いの本やブログが気になってしまう。
そんなのばっかり見てても何も変わらないのは知っている。行動しなければ何も変わらない。皆さん、私はちゃんとわかっています。わかってますよーだ。(笑)

だけど書かずにはいられないので、書きます。

結論から言ってしまうが、
「情熱を持てるかどうかはとにかくやってみなければ分からない」
ということ。

最近読んだ本やブログでは書き方は違えど、ほとんど同じようなニュアンスでこのことを伝えようとしている。
中でも説得力が高く、「なるほど!オレもやってみよう!」と思えた2つを紹介したい。

1.
著者 直江文忠さん(サンクチュアリ株式会社代表取締役)

ジャスコ上田のビレッジバンガードで見つけ、題名に衝撃を受け衝動買いしてしまった。
強烈な一言。自分に言われている気がして胸が熱くなる。
直江さんは初恋の幼なじみが亡くなり、葬儀のお手伝いをするという「行動」から、葬儀業界へのあり方について疑問が「情熱」に変わったという。わずか27歳で年商30億円企業まで急成長させた人。

本の中でこう言っている。すまないがそのまま抜粋させてもらう。
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何をやるにしても情熱がなければ続かない。
情熱は周囲の人間を勇気づけ、楽しませ、ときには心酔させ、ともに最終ゴールへと向かわせる促進力になる。
情熱なしには大きな成功は望めないだろう。
でも自分は一体何に対して、情熱を持てるのだろうか。
その答えは直感だけが知っている。
一生懸命考えたり、他人の基準に照らし合わせて見つけるものじゃない。
信じるべきは、自分のアンテナだけだ。
心が動くものには、片っぱしから手を出す。何も考えずに挑戦し、参加する。情熱を持てるかどうかは、とにかくやってみないことには絶対にわからない。
いろいろ試してみれば、いつか偶然の出会いがある。偶然の確率を上げるには、数をこなすのが一番だ。
直感を次々に試していくことで、自分の心に「どう動くのか?」「なぜ動くのか?」という問題意識が芽生えるようになる。
同時に、直感の精度もどんどん上がっていくだろう。
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2.
佐藤茜@akanesatoさんのツイートから知った(いつもありがとうございます)、古賀洋吉(@yokichi)さんのブログ(愛の日記@ボストン)の中から、
「経験が情熱を生む」http://yokichi.com/2012/04/post-330.html

古賀さんは二人の子供のお父さんで、なんか自由に生きている感じのする人。ツイートとか見てると「変な人だな」と思うときもあるが、力の抜けている感じがしつつも、何かを若い世代に伝えようとしているところがいいなぁと思う。
是非読んだ方がいい内容なので読んでみて欲しい。

ブログの中をすまないがそのまま抜粋させてもらう。
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で、こういう例で何がいいたいかと言うと、
  • 「行動」せずして「経験」することはない。
  • 「経験」なくして「感情」は動かない。
  • 「感情」なくして「情熱」は生まれない。
  • 「情熱」なくして「継続的に何かを続けるモチベーション」は生まれない。
  • 「継続的に何かを続けるモチベーション」なくして、難しいことを実現することは難しい。
ということだ。
重要なポイントは、行動こそが、全ての出発点だということだ。後先考えずにいろんな行動をする人は、いろんなところで感情が動く経験をつんでいるため、いろんなことに情熱を持つことができる。裏を返せば、そもそも人間というのは、何も経験していないデフォルト(初期状態)では、モチベーションなんて、何に対してもぜんっぜん無いと思う。

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お2人の言葉と考えの一部は、本当に似ている。
考えることがおっくうになってしまった鈍った脳みそでよく考えてみると、おっしゃるとおりです!って感じ。
「アレはどうかな?」「アレって面白そう」「アレなら情熱が持てそう」なんて、何の意味もない。頭の中で考えていても何も分からない。

これも@yokichiさんのツイートから

最近思うのは、「自分でやってみる」ということの人生へのものすごい影響力が過小評価されてると思う。ツイッターやブログとかで情報収集して「目から鱗」とか言ってる場合じゃない。僕の話とか聞いて何か気づいたとかいっても、所詮ヒトゴト。そこからパワーは生まれまい。

フォロワー多い人をいっぱいフォローしておけば大事な事がわかるなんて期待するよりとにかく動きなよ。例えばレモンを知らない人が、人の話を聞いて「レモンというのは、黄色くて、いいにおいがして、すっぱい、丸い、植物らしい」と聞いただけでは、レモンの何も分かってないよ。食え。

君はレモンを知らない人にレモンのにおいを説明できるのか?「すっぱい」って何だよ。それはレモンのにおいを知ってるからそう思うんであって、そんな事言っても「お酢のにおいとどのように違うの?」と聞かれちゃうでしょ。自分が直接経験したことを他人に伝えようとしても、大して伝わりはしない。

まして、おそらく「自分にとってレモンはおいしいのか?」という最も重要な問いを理解するうえでは、「他人がレモンが好きである」という情報など1ミクロンも参考にならないでしょ。食え。

食え!

最後、「食え!」って...
でも言ってること正しくて、真剣だから熱くなって言葉を発してくれているんじゃないかとも感じるツイートだった。

オレの段階ではまだまだで、重い腰をよっこいしょとあげて「行動」し始めるところ。
ぜんっぜんまだまだ。今まで出発点にもたどり着いていなかったことが恐ろしい。
いや、子供を見てると思い出すけど、昔はオレも好奇心のカタマリでただそれだけで「行動」を起こしていたのに、いつしか「諦める」なんて言葉を覚えて、言い訳が上手くなったんだな...

今まで大人になったふりして、成長したふりして、かっこつけて、現状が続くかも分からないのに「行動」することの大切さを考えようともしなかった。


「行動」することは現状を変えること。
日常を変えることはきっと面倒くさい。

だけど、
自分で選択した後悔のない未来を手に入れるためにまずは「行動」する。
感情を動かして、情熱を生み出すのだ。

今日の夕焼けを見て、心に誓ったぜ。



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